
皆さまこんにちは!
SDGsに対する取り組みが盛んになってきた昨今、個人でも何かできることはないかと考える方も増えたのではないでしょうか。
私はガーデニングや家庭菜園を通じて、目に見えない微生物がSDGsに大きく貢献してくれるのではないかということを感じてきました。
そこで前からずっと挑戦したいと思っていたコンポストに挑戦してみることにしました。
私もはじめたばかりの初心者ですが、私なりに調べたこと、悩んだことをご紹介します。

コンポストとは
コンポストをご存じですか?
コンポスト(compost)は英語で「堆肥」という意味なのだそうです。
日本では堆肥を作る容器やそのシステムのことをコンポストと呼んでいます。
堆肥づくりにも様々な方法がありますが、落ち葉や生ごみから堆肥を作るのが一般的でしょうか。
今回はその中でも、土の中に住むミミズの力を借りて堆肥を作るミミズコンポストについてご紹介します。

ミミズコンポスト
ミミズコンポストでは、土の中でミミズを飼育し、生ごみなどの有機物を与えてミミズに分解してもらうことで、そのミミズの糞を栄養たっぷりの堆肥として利用することができます。
ミミズには色々な種類がいますが、一般的にミミズコンポストではシマミミズが良く利用されています。
準備するもの

- シマミミズ
- 飼育容器
- 床材
- 生ごみなどのエサ
では、材料について一つ一つ詳しく見ていきましょう。
(写真には他にもありますが、あれば便利なモノたちです😊)
シマミミズ
入手方法は様々あります。
シマミミズを繁殖されている業者、オークションサイト、釣具店で餌として売られているミミズなどを利用される方がい多いようです。
私はヤフーオークションで入手しました。
専門業者からの入手は少し高価ですが、ミミズに適した床材を入れてくれたり、アフターフォローも良いのかもしれません。
釣具店での入手が1番手頃ですが、数が少ないことと、シマミミズではない種類のものも売られているようですので注意が必要です。
飼育容器
こちらもミミズコンポスト用の容器として様々な容器が利用されています。
素材も木材、プラスチック、陶器等様々です。
ミミズは暗いところを好むこと、湿気を好むが多すぎると溺死してしまうこと、地表面付近を好むことを考慮しましょう。
雨水の当たらない、かつ乾燥しすぎない、深さよりも浅く広い容器が適しているといえます。
今回私は、ミミズコンポストの容器として虫かごを利用することにしました。
その詳細は後述しますが、今回は虫かごでの飼育を前提として進めていきたいと思います。
床材
こちらも諸説あります。新聞紙などの紙類、牛糞堆肥、ココナツ繊維等…。
畑や庭の土でも大丈夫ですが、その後堆肥として利用することを考えると、ミミズの餌にもなる紙類、堆肥などが良さそうです。
私は庭のベジトラグに利用する目的のコンポストなので、ベジトラグの土としてメインに使用しているココナツ繊維をミミズの床材としても利用することにしました。
ココナツ繊維は軽くて臭いもなく、可燃ごみとしても処分できるので女性には扱いやすい素材です。
ピートモスなど、phが酸性のものもありますので、購入される際は注意してください。
生ごみなどのエサ
ミミズはとにかく雑食性で、何でも食べるといわれています。
与えないほうが良いものは柑橘類(意外😲)、ネギ類、油類。
また芯などの硬い部分は分解が遅くなります。
我が家は小さな虫かごで少数飼育なので、分解速度を上げるために、小さく刻んだ野菜や果物の皮を少量与えています。

また微生物の好むエサとして米ぬかを少量、生ごみにまぶして与えるようにしています。

卵の殻はphの調整として与えると良いそうですが、分解が遅いので、小さめにすりつぶすと良さそうです。
さらに炭素源として紙類も良いと聞いたので新聞紙などを刻んで与えることもあります。
ミミズの飼育数や環境にもよると思いますので、色々与えてみて調整するのが良いと思います😊

虫かごを使う理由
ミミズコンポストを始めるにあたり、家のどこに置くのか悩みました。
家の中か外か。外なら庭のどこか。日当たりが良いと夏は暑さと乾燥でダメになる。
雨水が入ると溺れるから軒下?害虫は?
そもそも生ごみを庭まで運んで…ズボラな私に続けられる?
ということで、家の中のほうがメリットが多いと感じました。
家の中での心配は臭いと害虫。
臭いは、生ごみを土の中に完全に埋めることでほとんど気にならないとの声が多数ありました。
害虫が一番心配でした。
我が家では息子がカブト虫をほぼ通年飼っているのですが(世話はほぼ私)、多少コバエが湧くものの、自分のなかでは気にならないレベルでした。
というのも、虫かごにコバエ除けシートを被せていて、万が一虫かごの中でコバエが湧いてしまっても、虫かごの外には出てこられないようになっています。
さらにコバエ除けシートのおかげで土の乾燥も防いでくれています。
ある日カブト虫の幼虫のお世話をしていて、プリプリに大きく育った幼虫を見て、これなら私にもミミズコンポストをお世話できるかもしれないと思いました。


ミミズは暗いところを好むので、虫かごをさらに段ボールに入れて、冷蔵庫の上に置いています。
コンポストを始めて約3ヵ月経ちますが、まだ夏を迎えたことがないので、今のところ大丈夫そうです。
コンポストの管理
虫かごに床材をセットして水分調整したら、いよいよミミズをお迎えします。
ミミズはお迎えしてから、環境に慣れるために1週間ほどはエサを与えないほうが良いそうです。
1週間経ったら、少しづつエサを与えてみて、様子を見ていきます。
容器を洗濯ネットに入れたりと色々な管理の仕方があると思いますが、はじめは環境変化に戸惑うミミズが脱走したり☆になったりすると思います。(虫かご+コバエ除けシートはミミズの脱走にも有効です)
我が家のミミズもかなり数が減ってしまったみたいです。
しかし微生物は増えてきているのか、生ごみの分解スピードは若干上がってきているように思います。
暖かくなるとミミズの数が増えるようですが、また報告できたらと思います。
いくつか卵も確認できているので楽しみです😊
ミミズや生ごみ、気持ち悪いと感じる方も多いと思いますが、ペット感覚で気軽に生ごみ処理、堆肥づくり、始めてみませんか♩
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