1月下旬 納豆ぼかし肥料を仕込み
4月上旬 完成となりました。
ぼかし肥料とは
色々な作り方があるようですが
米ぬかを中心とし、その他有機物を混ぜ合わせて
発酵させた肥料のことらしいです。
油かすやもみ殻などを加える方法もあるようです。
今回はあるYouTube動画を参考に
簡単にできるぼかし肥料を作ってみました。
https://youtu.be/hUvYDxayqW8(ひろちゃん農園 少量ボカシ肥料の作り方)
初心者なので勉強不足な点も多々あるかと思いますが
参考程度にご覧いただけましたら幸いです。
材料
- 米ぬか
- 納豆
- ぬるま湯
地域や季節によっては米ぬかを用意するのが難しい方もいるかもしれませんが、スーパーなどでも米ぬかが売られていることもあります。
最も簡単なのは近くの無人精米所のヌカハウスで頂く方法かなと思います。
初めてだと勇気がいりますが、慣れたらとても有り難い存在です。


全国各地にある"まいどおおきに食堂"で米ぬかを配布されているのを見かけたこともあります。
作り方
- 納豆をよく混ぜ、菌を活性化させる
- 納豆を適量のぬるま湯で薄め、ぬめりを良くのばす。
- それを米ぬかに加えて、よく混ぜる。
気を付けるポイント
一番気をつけるところは水加減。
少なすぎても発酵が進まず
多すぎると腐敗に傾きます。
ベストは握ると固まり、指で押すと簡単にほろほろと崩れる程度です。
はじめから全ての米ぬかを混ぜてしまうと
水を入れすぎた時にやり直しが効かなくなるので
少し余分に米ぬかを余らせておくのも良いかもしれません。
混ぜるときは水分が均一に混ざるように
手の中で優しく米ぬかを洗うように擦りあわせています。
いい具合に混ざったら
ビニール袋に入れて静置しておきます。
私は日の当たる室内に置いていました。
温かいところのほうが発酵は進むと思います。
雨は当たらないようにしましょう。
好気性菌と嫌気性菌の管理
納豆菌は一般的に好気性菌といわれ
酸素を好む菌だそうです。
なので今回は空気を多めに含ませてビニールの紐を縛りました。
そして数日に一度袋ごと優しく振って
米ぬかを混ぜ合わせます。
ちなみに乳酸菌も好気性菌だそうです。
例えばビフィズス菌は嫌気性菌だそうで
そのような菌の場合は酸素を必要としないので
ビニールの紐は空気を抜いて縛り
混ぜ合わせも必要なく、空気を遮断してただひたすら発酵が進むのを待つだけです。
納豆ではなくヨーグルトで作った場合は
好気性、嫌気性、どちらの作り方もできそうですね。
目には見えないものなので、実際にはどの菌が主だって発酵しているかは特定できないので、個人的にはあまり重要視はしていません。
土の中では数えきれないほどの微生物が働いてくれています。
きちんと発酵さえ進んでいれば、どちらでも良いかなと思っています。
本当に発酵は進んでるの?
私がどのように発酵が良い方向に進んでいるか判断しているかというと
見た目と香りです。
成功の場合は最終的に米ぬかに白い菌糸が生えてきます。
発酵中の香りはぬか漬けの香り、フルーティな香り、アルコールの香り。
明らかにねちゃねちゃしていたり、黒カビ、青カビの場合は失敗かな?
香りはツンとしたアンモニア臭、生ゴミ臭、腐敗臭。。
私はまだぼかし肥料を腐らせてしまったことがないのでわかりませんが
善玉菌か悪玉菌なのかは見極めた方が良さそうです。
発酵が始まると中の温度が温かく感じるようになるらしいのですが、私はまだそれを感じたことはありません。
冬場に作ることが多く、米ぬかは水分を含んでいるので、いつも冷たいと感じます。
発酵適温は50〜60℃らしいので
- ペットボトル湯たんぽを入れてみたり
- ホッカイロを入れてみたり(自己責任で)
- こたつで一緒に昼寝したこともあります
が、正直発酵が進んでいるのかはわかりません。
ただ言えることは
- だんだんアルコール臭が強くなっている
- 腐ってはいない
この2点です。
私にとって重要なのは"腐ってはいない"こと笑。
冬場だと何ヶ月もかかる場合があるので
腐ってさえなければ、気長に待ってみても良いんではないでしょうか。
ただずっと冷たいまま放っておくよりは
少し温度を上げてやる工夫はしてあげると良いと思います。
気長に待っていると
米ぬかの中にダマができてきて
よく見ると白っぽい菌糸が見えることがあります。(今回は3月下旬までかかりました)
こうなればもう少し!
私の場合はここまでくるのに冬場で2ヶ月かかりました。


菌糸がある程度見えたら
菌がたくさん増えてくれているということで
私は発酵完了としています。
発酵完了
発酵完了するには
出来上がった米ぬかをシートか何かに広げて乾燥させます。
結構なぬか漬け臭が広がるので
ご近所さんにご迷惑にならない程度に、、
その時にダマになった部分は手でよくほぐし
パラパラに乾燥させます。
鳥などにイタズラされないように
猫よけマットを敷いています。
よく乾燥すれば出来上がり!
お疲れさまでした♩¨̮⑅*
ぼかし肥料の保管
ジップロックなどに入れて保管できます。
ただ私はこれを庭に置いていたら
Gさんに食べられていたことがあります😱
ビニールを破ってしまう力もあるのですね!
臭いもするので、他の生き物の侵入しない場所に保管されることをオススメします!
完成したぼかし肥料は夏野菜の土作りに使う予定です。
その際にもみ殻くん炭を加えると、その中にぼかしの微生物が住み着いて、環境が良くなるそうです。
既存の土にぼかし肥料、もみ殻くん炭、苦土石灰、堆肥、その他育てる野菜に必要な元肥があれば混ぜて、土作りを行なっています。
見えない土の中の世界に思いを馳せつつ
皆さんの菜園でも美味しい夏野菜ができますように♡
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